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2006年12月22日

第1節、第3段落、第3文

《They began and ended in the sky.》(

語句

 《They》は代名詞で、前文の《The rocks》(岩々)を指します。

 「began」は、「始まる」という意味の自動詞「begin」の過去形です。

 「ended」は、「終わる」という意味の自動詞「end」の過去形です。

 「in」は、ここでは〈場所〉を示す前置詞です。

 「sky」は、「空」という意味の名詞です。


空から始まり空に果てる岩々

 《in the sky》は、《began》と《ended》の両方を修飾しています。この文を直訳すると、「岩々は空で始まり、空で終わっていた」です。

 ここでは湖面が完全に鏡になっているので、そこに映った岩々や空が鏡像ではなく実在に見えています。鏡面(=汀線)は意識から消え、鏡像と実在は意識の上で完全に一体化しています。

 前の文で「岩々は同じ姿のまま深みへと伸びていく」と述べていたので、視線は上から下へと移動していると考えてよいでしょう。(現実の)空から視線を下げていくと、無から生まれるように(現実の)岩々が現れ、そのまま(現実の岩々との区別無く)鏡像の岩々へと視線が下がり、(鏡像の)空へ消えるように(鏡像の)岩々が終わる、という視線の運動が、この文では表現されています。

 段落の始めから続いている、鏡像を実在として扱う幻想的な描写をさらに補強し、次の文でのどんでん返しにつなげる一文です。


試訳

 「岩々は空から現れ空へと消えている。


 Ayn Rand『The Fountainhead』(Signet Books、p.15 →ページキャプチャをAmazon.comで読む

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